カナダのケベック州にあるモントリオールでは、自治体で発電設備を設けている場合を除き、Hydro-Quebecと契約を結んで電気の供給をしてもらいます。
地域にもよりますが1年の間に何度か停電することがありますので、その際の対処法をご紹介します。
停電した!まずは情報確認をしよう
停電になった場合、まずは状態の確認をします。
ここでは、Hydro-Quebecをご利用の場合の確認方法をご紹介します。
1) Hydro-QuebecのPower Outagesページを開く。
2) ‘See outages map’をクリックし、自分のいるエリアの停電情報が出ているかを確認する。
3) もし停電情報が出ていない場合は、トップページにある’Report an outage’をクリックし、停電となった旨の報告をする。
そのため、私は停電直後に何度かレポート送信をしたことがあるのですが、いつも「既に報告済みです」との結果が表示されます。本当に停電した直後に報告を入れているのですが、上には上がいるようです。一度でいいから一番最初の報告者になりたいものです(笑)
4) 停電情報が出ている場合、その理由と停電開始時刻および復旧予定時刻が記載されています。尚、復旧予定時刻に関しては、随時更新される点をご注意ください。
停電した時に気に留めておくこととは?
停電が起こりやすい時期・天候
停電は1年の中で、一番冬に起こりやすいです。特に、強風の日や豪雪の日に停電になりやすい傾向にあり、時には復旧まで数日要することもあります。
外の気温がマイナス20-30度くらいの時に起こる停電が一番怖いです。なぜなら、暖房が入らず、家の中が冷凍庫状態になるから。
我が家は、真冬に停電に見舞われた時は、湯たんぽ代わりに利用している1リットルサイズのペットボトルにお湯を入れて、それを抱いて体を温めたり、湯たんぽとしてお布団の中に入れて、ベッドの中で過ごすようにしています。
停電が約1日、もしくは1日以上続く時は1日中ベッドの中で過ごすわけにもいきませんので、時間によっては家の中でもコートを着て帽子をかぶった状態で過ごします。
停電が起こりやすい地域にお住まいの場合に用意しておくとよいアイテム
私は2007年に2ヶ月間モントリオールに短期留学に来ているのですが、その頃から数えると、現在住んでいる家が8軒目となります。
そのほとんどをPlateauエリアで過ごし、他は地域はバラバラなのですが、現在住んでいるエリアは残念なことによく停電になります。
そこで、持っていると便利なアイテムをご紹介します。
♦懐中電灯
(Dollarama、Canadian Tire、Walmart、Amazon等で購入できます。)
♦湯たんぽ/1リットルサイズのペットボトル(冬用)
♦カセットコンロ(通常ご使用のコンロがガスでない場合)
♦冷凍のうどん(生麺)やインスタント物等簡単に調理できる食料
♦飲料水・生活用水
(コンド等は電気で動くポンプを使って高層階まで給水をしている場合があるので、お住まいによっては停電時に断水する可能性があります)
♦クーラーボックス
(冬場に長時間停電となる場合は、冷蔵庫や冷凍庫の中身をクーラーボックスに入れてベランダ等外に出しておくのも1つの方法です。外は冷凍庫より温度が低いですからね。)
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停電の時は水やお湯は出るの?
上にも書いた通り、コンド等高層階の建物にお住まいの場合は、断水となる可能性もありますが、そうでなければ水は使用可能です。
断水していなければ、トイレも使用可能です。
お湯に関しては、停電になる前までにタンクに入っていたお湯に関しては使用可能です。
食事や湯たんぽ用に使ったり、人数にもよりますがササッとシャワーを浴びることはできます。
長時間停電の際はどのように過ごせばよい?
夏は日照時間が長く、午前6時前から午後9時くらいまで外が明るいため、電気もいりませんし、クーラーを取り付けているご家庭も多くはないので、長時間の停電もそこまで支障はでないかもしれません。
一方、冬場は日照時間が短く、外が明るくなるのが午前7時半頃、日没は午後4時半頃となります。
また、上でも述べてきた通り、気温がかなり低いため、暖房なしで長時間家の中で過ごすのはかなり厳しいものです。
平日会社や学校がある時間帯の停電であれば、長時間停電も問題はないかもしれませんし、復旧作業が夜までかかるにしても帰宅前に夕飯をどこかで購入すれば済む場合もあります。
一方、休祝日の長時間停電、特に冬場の場合は、お出かけ(遠出)をするのも良いですが、お手洗いもあり食事も取ることができる近場のショッピングセンターやどこか大型の施設で時間を過ごすのも1つです。
カナダのケベック州にあるモントリオールでは、停電にならない地域は全くならないのですが、なりやすい地域は特に冬は何度か停電になります。
冬は寒いとマイナス30度を下回るモントリオール、さすがに暖房なしで過ごすのは厳しいです。
停電になった時は、まずは電気を供給してくれている会社のウェブサイトにて情報を入手し、復旧予定時刻を確認して、それに合わせて適切な行動をとるようにしましょう。
また、大きな通りでは、停電時は警察官が交通整備に入りますが、多国籍国家ということもあり、交通ルールに従わない車の運転手もいます。停電エリアで歩いて車道を横断をする時や運転をする際は事故にあわないように通常以上に気を付けましょう。