ホームステイにはアタリ・ハズレがあるって聞くけど、どうなの?
素敵なホストファミリーに当たりたい・・・
自分の思い描いている家庭でホームステイをしたい!
ここでしか聞けない、その思いを実現するための方法と秘訣を大公開!
自分に合ったホームステイ先の探し方
さて、ここではホームステイ先を探す際に一番皆が利用する、「留学エージェントを通してホームステイ先を探す方法」に絞って、自分に合ったステイ先を見つけてもらうための秘訣をお教えいたします!
海外へ行くけれど、どこに滞在するのがいいのかな?やっぱり頼むなら留学エージェント?自分で探すのって大変?短期あるいは長期(特に留学やワーホリ)で海外に滞在をする際、どうやって滞在先を探すのか、どれが自分に合っているのか、この[…]
まず、エージェントを利用してホームステイ先を探す長所と短所をご紹介します。
長所
・エージェントが選んでくれるので自分は契約書に記入するくらいで、特にすることもなく楽
・渡航後、初日から頼れる人がいる
・ホストファミリーの知り合いとも繋がることができる
短所
・お値段は高め
・ホストファミリーやロケーションに当たりはずれがある
→こんな人におすすめ
・現地に頼れる人もいなくて不安
・現地で家探しをするけれど渡航後最初の1ヶ月は知り合い作りも兼ねてホテルやホステル以外に泊まりたい
・海外に第2のホームと思えるところが欲しい
日本と現地、どちらにあるエージェントの方がおすすめ?
留学エージェントは、大きく分けると3種類あります。
- 日本にのみオフィスを持つエージェント会社
- 日本と海外の両方に支社を持つエージェント会社
- 現地にしかオフィスを持たないエージェント会社
私自身の経験や今までモントリオールに留学やワーキングホリデーで来られた方々から聞いてきたお話を総括すると、一番条件の良いホームステイ先を紹介してもらえているのが③の現地にしかオフィスを持たないエージェントです。
利用するのに一番便利なのは②の日本と現地の両方に支店を持つ留学エージェント会社です。
個人的におすすめしないのは①の日本にしかオフィスを持たない留学エージェントです。
それでは、その理由も含め、それぞれを詳しく見て行きましょう。
①日本にのみオフィスを持つ留学エージェント
長所
・渡航前に日本で時差なく担当者とメールだけでなく電話をしたり、オフィスに出向いたりして契約ができる
短所
・現地の留学エージェントより手数料が高め(200ドルほど取るところもあるそうです!)
・ワーホリ等長期滞在の場合渡航前に日本円で申込みを完了しておいてほしいため、比較的長期滞在(3~6ヶ月)を勧められる/契約させられる
・長期の契約をするとホストファミリーが合わなかった時に我慢をするか別のホストファミリーのお宅に変更&引っ越しをすることになる
・到着後、海外からは時差の関係上、連絡が取りにくい。
・ほとんどの場合ホストファミリー宅はダウンタウンや留学先の学校から1時間以上離れた場所にある
→こんな人にオススメ
・短期留学等、滞在中はずっとホームステイをする予定
・日本で日本円で費用全額を先払いしておきたい
②日本と海外の両方に支社を持つエージェント会社
長所
・出発前は日本のオフィスで、到着後は海外のオフィスでそれぞれ対応してもらえる
・現地で何かあった場合にオフィスに行くこともできるし、Eメールや電話ででもすぐに連絡ができる
・日本円で振り込みができる
・日本でも海外のオフィスでも、オフィス内で様々なイベントを開催している
・たまにハズれもあるが、比較的良いホストファミリーが紹介してもらえる
短所
・日本にのみオフィスを持つ留学エージェントと同じく、場所は少し遠めのホストファミリーが紹介される
・料金がやや高め
→こんな人にオススメ
・日本では日本で、海外では海外で同じエージェントのサポートを受けたい
・エージェント会社が開催するイベントが魅力的でぜひ参加したい
・現地で日本人のお友達も作りたい
③現地の留学エージェント
長所
・1ヶ月滞在をしてみてホストファミリー先での滞在が気に入ったら気軽に現地で延長の申込みができる
(大抵2週間前までに延長手続きをしなければならない)
・比較的ダウンタウン、もしくは行動範囲中心地から遠くても45分以内くらいのホストファミリーを紹介してもらえることが多い
・手数料を顧客から取らないエージェントもあるので費用が抑えられる
・ステイ先で何かあった時にすぐにサポートしてらもえる
短所
・契約をする際に日本から海外送金しなければならない(海外送金の手数料が高い)
・支払いを日本円でしたい場合は不向き
・現地に行くまでは時差の関係で回答が大抵翌日以降となる
→こんな人におすすめ
・現地で何かあった時にサポートしてくれる人がいてほしい
・ホームステイにかかる費用を少しでも抑えたい
・少しでも行動範囲に近いホームステイ先を紹介してもらいたい
実際よくあるクレーム
留学エージェントを通してホームステイをした方々がよく口にしていたクレームをまとめてみました。
クレーム内容
・学校やダウンタウンから遠い(中にはダウンタウンに出てくるまで1時間半ほどかかる方も!)
・食事がホームメイドではなくマクドナルド等ファストフード店のセットミールがお持ち帰りの袋に入った状態でテーブルに置いてある、冷凍食品を温めるだけ(基本南米出身のご家庭に多い)なんてことが多々ある
・食事はホストファミリーとは別
・ホストファミリーが英語・フランス語以外の母国語で会話をしている(うち1人だけが少し英語もしくはフランス語が話せるという状態)のでホストファミリーとのコミュニケーションが難しい
モントリオールでは、カナダ人の家庭にホームステイできることはほとんどなく、特にエージェントの紹介だと英語圏以外の移民のご家庭で、モントリオールでも端の方や郊外に家があり、ダウンタウンまで1時間以上かかる場合がとても多いです。
また、ホストファミリーが英語もフランス語も話せなかったり、話せても家族のうちだれか一人が片言で話せるくらいといったこともよくあります。
更に、南米のホストファミリーだと特に食事に関してのクレームをよく聞きます。
そこで!
もしエージェントを通してホストファミリーの紹介をしてもらうのであれば、自分にあったご家庭を紹介してもらう秘訣をお教えします!!
自分に合ったホストファミリーを紹介してもらうためにすべきこと
誰しも、クレームにあがっているようなホストファミリーに当たりたくないですよね。
では、自分が思い描くホストファミリーに出会えるためにはどうすれば良いのか?
そのためにすべきことは実はたった1つ!
希望を伝える!
そう、ホームステイの申込みをする際に、エージェントにどんな家庭に滞在をしたいのかの希望をすべて伝えるのです!
ホームステイはシェアでアパートを借りて住むより高いです。
けっこうな金額を払うのに自分はただの部屋借りの人という扱いしかされなかったり、嫌な思いをするのってバカバカしいですよね。
管理人はモントリオールで2007年と2008年にそれぞれ2ヶ月、1ヶ月とホームステイをしましたが、どちらもとても良いホストファミリーでした。
なぜか?
希望をすべてリストアップしてモントリオールにある現地エージェントに送った結果、ほとんどのリクエストを叶えてもらえたからです!!
では、私がどんなリクエストをしたかを実際例に挙げてみますね。
(優先してもらいたい順)
・メトロ(地下鉄)の駅から近い
・できればダウンタウンから徒歩圏内
・カナダ人の家庭、もしくはベース言語は英語、でもフランス語も話せる家庭
・子供がいる
・食事をきちんと作ってくれる
・他に受け入れている人がいない
・両親共にいる(離婚していない)
・動物のいない家庭(私は全ての動物がNG)
多分まだほかにも書いたと思うのですが、思い出せるのはこのくらいです。
実際どうだったかと言うと、、、
1回目 | 2回目 | |
ロケーション | ・メトロの駅から徒歩約5分 ・ダウンタウンまでメトロで約10分、バスで約15分 ・ダウンタウンまで徒歩約25分 | ・メトロの駅から徒歩約5分 ・ダウンタウンまでメトロで約10分、バスで約15分 |
ホスト ファミリー | ・イギリス人ママと子供2人(13歳と10歳) ・家庭内の言語はイギリス英語が主だが全員フランス語もネイティブもしくはネイティブレベル | ・アメリカ人ママと20代前半の子供(大学生)1人 ・家庭内の言語はアメリカ英語が主だが2人ともフランス語はネイティブもしくはネイティブレベル |
食事 (1回目は朝夕・2回目夕のみ) | ・朝はシリアル・ヨーグルト・フルーツ数種・ミルクかオレンジジュース ・夜はスープ・サラダ・メイン・ホームメイドデザート・紅茶・量も多くとにかくすべてが美味しかった | ・サラダ・メイン・水 ※週1の夕食会の時はサラダ・メインプレート数種・デザート・ワイン・食事は美味しかったが、ママが高齢だったため食事の量がかなり少なかった |
他に受け入れ | 無 | 有(1人) ※1週間だけ滞在時期がかぶっていました |
両親共にいる | ×(離婚) ※元旦那は数ブロック先に住んでいて、週末は子供たちはパパの家に滞在 | ×(パートナーは逝去) |
動物 | 有(気ままな猫1匹) | 有(ものすごく人懐っこい犬1匹) |
その他 | ・週末もしくは週中夜にママのお友達やご近所の方を招待しての食事会があったので地元の方とお話する機会があったのが良かった ・週1回、ムービーナイトをリビングルームで開催していたので、皆で映画を見た後に感想を言ったりする時間があった ・語学学校に2ヶ月通っていたので(フランス語とビジネス英語のクラスを受講)、翌日の授業で発表がある時は原稿を見てもらって文法に誤りがないかの確認や発音の確認をしてもらった | ・週1回平日夜にママのお友達を招待して夕食会がパティオで開かれていたので、その時の食事は豪華だった ・夕食会以外にも、ママのお友達の家に一緒に訪問する機会を設けてくださって、地元の方と交流する機会が多々あったのが良かった
|
表内を見てわかるように、2回とも叶わなかったのは
・両親共にいる
・動物のいない家庭
の2つ。
やっぱり離婚率の高いケベック州なだけあって両親が揃っていない家庭も多いです。
そして、大抵犬か猫を飼っているということで2回とも動物がいました。
もちろん動物アレルギーの方であれば絶対動物のいない家庭を割り当ててもらえますが、私はただ動物が苦手というだけで、その他の希望の方が優先順位が高かったのでそこは妥協しました。
ロケーションも2回とも駅近で、どこへ行くにも便利でした。
ホストファミリーはどちらもとても優しく、とにかく夕食時にはいっぱい質問をされるので、”今夜は何を話そうか…”と朝から考えることもありました。
食事は、1回目のホストファミリーではとにかく出されるどの食事も美味しく、毎晩レストランのコースメニュー並にしっかり食事が出てきました。
一方2回目では、表内にも書きましたが、ホストママが高齢だったため、当時小食だった私ですらお腹が満たされないほど量も少なく、基本サラダとメインのみと品数も少なかったです。
もししっかり食事を出してもらいたいのであれば、ティーンの子供がいる家庭を希望するのがオススメ!
モントリオールの公共交通機関STM(Société de transport de Montréal)にはメトロ(地下鉄)とバスがあります。このページでは、STMの駅とそれぞれの駅があるエリアについて詳しくご紹介していきます。[…]
まとめ
モントリオールに限らずこれからホームステイ先を探される方、
自分に合うホームステイ先を紹介してもらうには、エージェントに自分が理想とするステイ先を必ず伝えてください!
但し、すべてが叶うことは難しいかもしれません。
リクエストが複数ある場合は、希望順にリストアップすると、エージェントもどこに重きを置いてホストファミリー探しをすれば良いか明確にわかります。
もしリクエストの受付はしていないと言われたら、「最大限考慮します」と言ってくださる留学エージェントを見つけて、そこへお願いするようにすると良いかと思います。
お金を払うわけです。
最初から「うちはできません」と言ってくるところにわざわざお願いをする必要はないと思います。
新しい世界での生活は、思うようにいかなかったり、人によっては渡航後すぐにホームシックにかかる方もいます。
そんな時、自分を家族の一員として接してくれ、楽しい時間を過ごせる家庭に滞在できたら、大金を出して海外へ行った感想もだいぶ違うものになってくると思います。