カナダ東部の冬は、外出するには危険な天候になることが度々あります。
「危険な天候」ってどんな天候?
このページでは、カナダ東部で毎年冬に発生する2つの危険な天候について解説していきます。
Freezing rainとは
冬になると耳にする、とても危険な天候の1つが「Freezing rain」。
Freezing rainは、着氷性の雨で、気温が氷点下のところに降る雨のことをいいます。この雨が地面、樹木、電線、自動車等、ありとあらゆる表面に衝突するとその部分が凍結し、氷でコーティングされた状態になります。
気温自体は0度を少し下回るくらいで、カナダ東部の冬の気温で言えば比較的暖かい日に起こります。
樹木がFreezing rainにあたり凍っている様はとても綺麗なのですが、地面は一面スケートリンクとなりますので、歩くのは大変危険です。
このような日には、スノーブーツに滑り止めを取り付けることをオススメします!
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また、自動車のガラスも全て凍りますので、この凍ったガラスを削り落とす作業が大変!
Freezing rainの予報が出ている時は、車にシートをかぶせておくと良いかもしれません。
Snowstormとは
Snowstormは文字通り吹雪です。強い風と激しい降雪を伴います。
モントリオールでは、Snowstorm警報が出る時は少ないところで15センチ、多いところで40センチ以上の積雪が予想される場合がほとんどです。
また、Snowstomの時に合わせてよく耳にするのが「Zero Visibility」。上の写真のように吹雪で視界が全く見えなくなることを言います。
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毎年冬に訪れる、代表的な2つの危険な天候「Freezing rain」と「Snowstorm」。
Freezing rainの時は道路を含め全面が氷でコーティングされた状態なので、歩くのが本当に危険です。
スノーブーツの滑り止めは毎年売り切れになる商品ですので、早めに購入し、悪天候の日に備えておくようにしましょう。
また、Snowstormの日は、お子さんのいる家庭では、学校や園がお休みになるかどうかの確認をご自身で行うようにしましょう。
もし子供が家にいることになった場合、日本と違って、年齢によっては子供だけを家に置いておくことができません。
仕事を休まないといけない可能性もありますので、Snowstormが来る前日は、仕事は人に頼みやすい状態にしてから帰宅するようにしましょう。