日本と違い、なんと冬が約半年もあるカナダの東部にあるケベック州モントリオール。
「カナダの冬が極寒」というイメージを持つ人はそんなに多くないと思いますが、そんな半年もある長い冬の間、一番寒い時で体感温度がマイナス40度にも達するほど、実はカナダの東部やロッキー山脈のあるあたりの冬は寒いんです!
そのため、コートとブーツ選びはとても重要となってきます。
ここでは、どのような点に注意して極寒の冬に耐えられるコートとブーツを選べばよいかをご紹介していきます。
コート
マイナス30度対応である
コートを買いに行くと、値札と一緒に「マイナス〇度対応」というタグがついているものがあります。
寒い冬を乗り切るためには、「マイナス30度対応」のタグが付いているものを選びましょう。
女性物の場合はそのタグがついていないことも多いのですが、その場合は実際に着て、十分に暖かさを感じられるコートを選ぶようにしましょう。
目安は、コートを試着すると、それだけで「暑い」と感じられるかどうか。かなり暖かい温度に保たれた店内での試着。マイナス30度にも耐えられるくらいの防寒着は、着てすぐにその暖かさが体感できます。
手首周りがしっかり締まっている
防寒着として大切なのが、外気がコートから入ってこないこと。
首周りと手首周りが二重になっていて、手首周りは内側部分にゴムが入っていてしっかり外気をシャットアウトする作りとなっているかを確認しましょう。
膝まで隠れる長さがある
極寒の冬を乗り切るためには大切なのが、極力体を防寒着で覆うこと。
腰骨あたりまでの長さのコートでは、太もも部分がものすごく寒くなります。
女性物のブーツは大体向こう脛もしくは膝丈まであるので、コートはブーツのあたりまでの長さがあるものが理想です。
フードがついている
冬用の帽子をかぶってネックウォーマーを着用しても、やはりマイナス15度くらいから顔周りが寒く感じてきます。
そのため、しっかりしたフードがついているコートを選びましょう。
ブーツ
マイナス30度対応である
ブーツも同じく、マイナス30度対応となっていることが望ましいです。
男性用の場合は、屋外で仕事をする人もいるため、マイナス50度対応というものもあります。
それに対して、女性用は一番多いのがマイナス20度対応。足元はかなり冷えるため、できるだけマイナス30度対応になっているブーツを選ぶことをオススメしますが、ない場合はマイナス20度のブーツに、厚めの靴下を履かれると良いです。
しっかり滑り止め対応になっている
ファッション性の高いブーツだと、靴裏が滑りやすい形状のものもあります。
靴裏が滑りにくい形状になっているかのチェックを忘れずに!
閉める部分のタイプを確認する
これは個人的にですが、紐タイプよりファスナータイプが断然オススメ!
紐タイプだと、まだ雪かきがされていないところを歩く際に雪がつき、かなり濡れます。
また、紐がほどけてくる可能性もありますので、上げ下げするだけのファスナータイプの方が使い勝手が良いです。
膝丈まである
男性だと足首上くらいまでのブーツが主流となってきますが、女性物はロングブーツが主流です。
その中でオススメの長さは、膝丈!
コートを膝丈まで、ブーツを膝丈の長さまであるものを選べば、寒い冬も怖いものなしで過ごすことができます。
ブーツを膝丈まであるものをオススメするもう1つの理由は、除雪がしっかりなされていないところを歩く際に、雪がブーツの中に入ってくるのを防ぐためです。
まとめ
体感温度がマイナス40度まで下がるカナダはモントリオールの冬。
極寒の中で生活するために重要となってくるのが寒さに十分対応しているコートとブーツを選ぶこと。
今回は、どんな点に注意しながらコートとブーツを選んだら良いかについてご紹介しました。
販売は、基本的に10月に入ると店頭に並び出します。
ブーツは毎年買い替えるのが良いと言われていますが、履いていて沁みたりするようなことがなければ数年使用しても問題はないかと思います。
逆にコートは、長くモントリオールに滞在されるのであれば「10年は着るぞ!」という気持ちである程度のお値段のコートをご購入された方が良いと思います。
ワーホリや留学等1年ほどの滞在の場合は、セカンドハンドのコートをご購入されるのも良いと思いますが、暖かさをしっかり確認してから購入するようにしましょう。
高いコートを購入する場合は、お店にもよりますが、毎年12月中旬以降に25-50%オフ、2月頃になると50%以上の割引でセール価格となりますので、シーズン後半もしくは翌年から使用をすることを念頭に、このセール期間にご購入されることをオススメします!