2021年5月18日の午後5時より、ケベック州政府による臨時記者会見が行われました。
この夏に再開となるものを含めた、今後のプランが発表されるとのニュースが事前に流れていましたが、どのようなことが発表されたのか、ご紹介していきます。
- 1 記者会見で発表された内容
- 1.1 5月24日(月)より緊急事態宣言ゾーンでも学校での授業再開
- 1.2 5月24日(月)よりNorth Shoreはイエローゾーンへ
- 1.3 5月28日(金)より夜間外出禁止令廃止
- 1.4 5月28日(金)よりレストランのテラスが使用可
- 1.5 5月28日(金)より最大8人まで家の庭での集まりが可能
- 1.6 5月28日(金)より他地域への旅行が可能
- 1.7 5月28日(金)より大規模会場や野外スタジアムでのイベントが解禁
- 1.8 5月31日(月)よりケベック州のほとんどのエリアがオレンジゾーンへとなる予定
- 1.9 6月11日(金)よりバーがテラスのみで営業再開
- 1.10 6月11日(金)より監督付スポーツ及びレジャー活動開始
- 1.11 6月14日(月)までにはイエローゾーンへと変更予定
- 1.12 6月25日(金)より条件を満たしている人のみマスクなしでも会うことが可
- 1.13 6月25日(金)よりキャンプ・フェスティバル・屋外活動再開
- 1.14 6月末までの展望
- 1.15 8月末までの展望
- 2 カナダ・ケベック州のコロナウィルスの状況
- 3 ワクチン接種状況
- 4 ケベック州 学校の教員やバスドライバーによるストライキ情報
記者会見で発表された内容
5月24日(月)より緊急事態宣言ゾーンでも学校での授業再開
Bas-Saint-Laurent RCMsの高校生達が通学可能となります。Secondary3~5年生に関しては、1日置きの登校が可能となります。
5月24日(月)よりNorth Shoreはイエローゾーンへ
5月24日(月)午前0時01分より、North Shore(Côte-Nord地域)はイエローゾーンへとなります。
5月28日(金)より夜間外出禁止令廃止
ケベック州内全ての地域で現行の夜間外出禁止令が撤廃となります。
5月28日(金)よりレストランのテラスが使用可
レストランはまずはテラスでのダイニングが可能となります。
レッド・オレンジゾーンは大人2人+未成年の子供、もしくは同世帯のみが同じテーブルで食事が可能。
イエローゾーンは距離を保った状態で、2世帯まで同テーブルでの食事が可能。
5月28日(金)より最大8人まで家の庭での集まりが可能
バックヤードでの集まりが最大8人まで(異世帯で8人もしくは2世帯)の制限付きで可能となります。引き続き対人距離は保つこと。
5月28日(金)より他地域への旅行が可能
今までは、異なるゾーンへの旅行が禁じられていましたが、この制限がなくなります。
5月28日(金)より大規模会場や野外スタジアムでのイベントが解禁
大規模会場や野外スタジアムでは、250人ずつに区切ったゾーンを設け、最大2,500人まで収容のイベントを開催可能となります。
5月31日(月)よりケベック州のほとんどのエリアがオレンジゾーンへとなる予定
それに伴い、レストランの再開と子供達は全員フルタイムで通学に切り替わります。
6月11日(金)よりバーがテラスのみで営業再開
1年以上営業が許されてこなかったバーがここにきてついに営業再開となります!
まずはテラスでのみ再開となります。
6月11日(金)より監督付スポーツ及びレジャー活動開始
1グループ最大25人までで、監督付スポーツ及びレジャー活動が可能となります。
6月14日(月)までにはイエローゾーンへと変更予定
それに伴い、バーの営業再開、スポーツアクティビティ等が可能となります。
6月25日(金)より条件を満たしている人のみマスクなしでも会うことが可
予防接種を2回受けた方に限り、室内でもお互いマスクなし・対人距離なしでも会うことが可能となります。
6月25日(金)よりキャンプ・フェスティバル・屋外活動再開
収容人数は最大2,500人で、キャンプ・フェスティバル、その他屋外でのイベントや活動が可能となります。これに関しては、今週中に再度詳細が発表される予定です。
6月末までの展望
ほとんどの規制を解除できるのではとの見通しです。
8月末までの展望
もし12歳以上の州民の75%が全2回の予防接種を終えていて、州としての状況が落ち着いているようであれば、ほとんどの公共施設で全員マスクを外して、今までどおりの生活ができるようになる見通しです。
また、CEGEPと大学での対人授業が再開となる見通しです。
カナダ・ケベック州のコロナウィルスの状況
ついこの間まで新感染者数がまた上がっていたケベック州ですが、昨日から大幅に減り、新感染者は550人前後となっています。
◆ 5月18日時点
前日からの新感染者数 | 549 人 |
現在感染している方の人数 | – 人 |
新たにお亡くなりになった方の数 | 4 人 |
入院している感染患者数 | 484 人 |
集中治療の感染患者数 | 118 人 |
カナダは、コロナのパンデミックが始まって以来、亡くなった方の総数が25,000人を超えました。
ワクチン接種状況
現在、州民の約50%が少なくとも1回目のワクチン接種が終わっているようです。
今週だけでも、ケベック州は4,993,429本のワクチンを受領しました。
Pfizerは917,280本届いており、続いてModernaを233,960本、AstraZenecaを148,100本受領予定とのことです。
ケベック州は元々、6月24日までに州民の75%が少なくとも予防接種を1回は受けている状態に持って行きたいと動いていましたが、現在の状況からすると、1週間前倒しの6月15日にはそこまで到達する見込みとのこと。
ケベック州 学校の教員やバスドライバーによるストライキ情報
ケベック州は、他州に比べて教員へ支払われるお給料が格段に低く、労働条件が悪いため、たびたび教員によるストライキが起こります(必ず事前に連絡があります)。
そのため、学校がお休みとなったり、オンライン授業となるため、要注意です。
次は、6月2日(水)午前0時1分から午後12時までEasternTownshipsのバスドライバー達がストライキ、
6月3日(木)午前0時1分から午後12時までFrench-language service centresの学校のサポートスタッフの方々がストライキ、
同日午後12時から午後8時までEastern ShoresとEastern Townships school boardsのサポートスタッフの方々がストライキを行います。
まとめ
コロナウィルスに対する予防接種が進んでいるカナダ、そしてケベック州。
本日夕方の臨時記者会見で、今後のスケジュールに関する大発表がありました!
もちろん今後の感染者数や入院患者数の状況を見ながら、微調整はあるかと思いますが、昨年のクリスマスの時のように「集まりを許可!」と発表しておいて、「状況が悪化したので集会は認めない」と発表し直さないといけないということにならないよう、引き続き州民一人一人が感染予防に努めてほしいと思います。