カナダはケベック州ではコロナウィルス感染者が更に増えていることから、2021年12月20日(月)午前0時より実施された規制に加え、新たな規制が同午後5時より追加実施されました。
また、連日、最多新感染者数記録を更新し続けているため、22日午後6時より臨時記者会見が行われ、2021年12月26日(日)から実施される規制も発表されましたのでご注意ください。
カナダはケベック州ではコロナウィルス感染者の急増により、2021年12月20日(月)より規制が強化されますのでこのページでまとめていきます。 3回目の予防接種開始 12月20日より65歳以上、 12月27日より60[…]
在宅ワークの義務化
当初の予定では、在宅ワークは「推奨」となっていましたが、2021年12月20日午後5時より不必要不可欠業種の場合は「義務化」へ変更。
但し、在宅ワークができない場合は、マスクを常に着用+対人距離を2メートル取るという措置を適用。
学校
ガルドリー以外は2021年12月20日午後5時をもって閉校、対面授業の再開は小学校も2022年1月10日を予定。
但し対面授業再開は遅れる可能性あり。
1月最初の1週間はオンライン授業にて実施。
レストラン・バー・カジノ
バー、居酒屋、カジノは完全閉鎖。
レストランは引き続き営業となりますが、当初の予定されていた収容人数50%の制限に加え、ダイニングルームの営業時間は午前5時から午後10時までに制限[2021年12月20日午後5時時点]。
上述に加え、2021年12月26日(日)からはテーブルごとに最大6名、もしくは2家族までの制限が追加。
映画館・コンサート・イベント
◆ 映画館・イベントホールは閉鎖
◆ ディナーショーは中止
◆ 公開イベントや屋内活動の停止
◆ 特定の屋内施設(特にアーケード、テーマサイト、遊園地およびレクリエーションセンター、ウォーターパーク、ボウリングゲーム、ダーツ、ビリヤード、または同じ性質の他のゲームの練習場所)の閉鎖
スポーツと娯楽
◆ 課外活動は中止
◆ 屋内競技は中止
◆ 食品を取り扱う売店は閉鎖
◆ ジムは閉鎖
◆ 医療行為を除くスパとサウナは閉鎖
コロナの簡易検査キット配布
2021年12月20日よりケベック州全土にある薬局約2,000店舗でコロナの簡易検査キットの無料配布開始。
薬局ごとで配布できる数に限りあり。
ガルドリーとKindergarten、Primary、Secondaryでは、学校で無料キットの配布あり。
薬局へ行けば必ずしも検査キットが入手できるわけではない点ご注意ください。
屋内での集まりの人数
現在、私邸宅での集まりは最大10人となっておりますが、2021年12月26日(日)より私邸宅・旅行者のための宿泊施設・レンタルルームでの集まりは最大6人へ変更。
但し、感染の拡大を防ぐために、極力集まらず、自宅待機をするよう政府は呼びかけています。
コロナの検査
現在感染者増大に伴い、コロナの検査へ多数の人が連日行っているため、予約は非常に取りにくい状態(検査施設によっては向こう10日間予約が取れない状態になっているところもあります)。
予約を取っていても検査完了までに通常より時間がかかる場合あり。
予約なしのウォークインは断られるケースが多発。
更に、検査の結果待ち時間が通常より長くなっていることにも要注意!
(結果が出るまで1週間以上自宅待機をして待っている人も出ています)
救急
救急はオーバーキャパシティのため、日頃から平均10時間以上待ち時間があるくらいですが、現在は通常以上に待機時間が長くなっているでのこちらも要注意。
(救急の入り口前に長蛇の列が出来ていたり、中に入っても座る場所すらない状態となっています)
救急へ行くべきか、クリニックでまずは診てもらえばよいか811へ電話をして確認すると良いかもしれません。
3桁の無料電話番号として身近なものに、救急の時にかける911(日本であれば110/119)がありますよね。 カナダには他にも特別な電話番号が存在します。とてもよく使う番号のものもありますので、ここで学んで覚えておきましょう。 &[…]
カナダ・ケベック州のコロナウィルスの状況
◆ 12月22日時点
前日からの新感染者数 | 6,361 人 (前日比+1,318 人 : 過去最多記録更新) |
現在感染している方の人数 | 34,161 人 |
新たにお亡くなりになった方の数 | 2 人 |
入院している感染患者数 | 445 人 |
集中治療の感染患者数 | 88 人 |
今までは感染者数が少なかった2回予防接種済の人が今では新感染者の6割以上を占めているのにも納得がいきます。
まとめ
本日22日18時時点で明日23日お昼時に発表される24時間以内の新感染者数は9,000人超となりそうだと発表されていました。
現段階では、州政府はできるだけビジネスは続ける方向でいるようなのでロックダウンとはならないかもしれませんが、このままではしばらく出来る限りの在宅ワーク、オンライン授業、各商業施設への入店の人数制限が続きそうですね。
今までは新たな制限の発表も1週間ごとが最短でしたが、今回は2日前後に1回は規制追加の発表がなされていますので、今後もニュースは注意して見ておくようにしましょう。